HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報617号(2020年4月 1日)

教養学部報

第617号 外部公開

<施設・組織紹介> 国際交流関連施設の紹介

石井 剛

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
昨年十一月の調査によると、東京大学に在籍する全留学生数は四五一二名で、学部一年生の総数を上回る数になっています。そのうちこの駒場Ⅰキャンパスには、二百十一名の学部生、三百八十二名の大学院生、百二十名ほどの交換留学生など合わせて七百名ほどの留学生が在籍しています。
皆さんにとって最も身近に感じる留学生は、同じクラスで授業を履修する学部の四月入学生でしょう。毎年五十名から六十名が入学します。また、九月には全ての授業が英語で行われるPEAK(Programs in English at Komaba)へも多くの留学生が入学します。どちらも学位取得を目指す長期留学生です。
キャンパスのグローバル化が進む中、このキャンパスで学ぶ留学生を支援するとともに、これから海外留学を目指す学生の支援も行えるよう、様々な国際交流支援施設があります。
【グローバリゼーション・オフィス(通称GO):21 KOMCEE WEST地下】
国際化教育支援室駒場支部と連携し、異なる文化的背景を持つ学生間の交流を促し、互いに学び合えるよう、様々な種類のセミナー、ワークショップ、フィールドトリップなどアカデミックなイベントを開催しています。また授業期間には、学生留学アドバイザーが中心となって、海外留学、国際研修、海外生活に関するアドバイジングを行っていますので、気軽に立ち寄ってみてください。
【国際研究協力室:一〇一号館二階26A室】
海外の大学や教育機関との国際学術交流協定の締結や部局間の学生交換留学を実施しています。また、交換留学やその他の派遣プログラムに関する情報も提供しています。外国人研究者の入国や滞在中のサポート、海外からの来訪者対応、国際会議やシンポジウムのサポートも行っています。
【留学生相談室:一〇一号館二階21B室】
留学生本人はもちろん、同級生、指導教員、教職員、母国の家族など、留学生を取り巻くさまざまな人々からの相談にも応じています。相談内容は、履修や進路、休学や復学といった修学上の相談、奨学金や授業料などの経済的な相談、アルバイトや住居、出産、育児、など生活上の相談、ビザに関する相談、友人や指導教員との人間関係の相談、交通事故の対応や病気の相談、宗教上の問題や差別、偏見に関する相談など様々です。留学生がかかえる様々な問題を整理し、どう対応していけばよいか留学生と一緒に考えます。なお、相談者個人の情報は厳守されます。相談業務のほかにも、奨学金の申請がスムーズに行えるよう、奨学金登録制度の運用や申請書類の作成サポート、推薦書作成などを行っています。また日本語補講を開講し、初級から上級までのクラス運営も行っています。
以上の三組織により【国際交流センター】が構成され、受け入れ・送り出し双方向の留学生を支援しています。
詳しくは教養学部ホームページGlobalKomabaのサイト(http://www.globalkomaba.c.u-
tokyo.ac.jp/)をご利用ください。
そのほかアドミニストレーション棟にも国際交流関連の部署があります
【教務課/国際交流支援チーム】
ビザ・奨学金・宿舎・チューターなど全ての留学生に関わるさまざまな事務手続きを取り扱っています。
【教務課/国際化推進チーム】
PEAKコースの教務関係を取り扱っています。
建物の機能やスペースの問題などにより、これらの国際交流に関わる施設を一か所に集約することが出来ず、少々判りにくいところもありますが、互いに連携し、海外からの学生の受け入れ、送り出しに精力的に関わっています。新入生の皆さんがこれらの国際交流施設を有効活用されることを願っています。

(地域文化研究/中国語)

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