HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報626号(2021年4月 1日)

教養学部報

第626号 外部公開

<施設・組織紹介> 国際交流関連施設の紹介

斎藤文子

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
 皆さんのなかには、海外研修に興味があったり、海外留学を希望している人や、キャンパスに世界中から集まってくる留学生と交流したいと思っている人もいるでしょう。また期待と不安のなかで新しい生活をスタートさせた留学生の方々もいます。
 昨年十一月の調査によると、東京大学に在籍する全留学生数は四二六四名、そのうち教養学部・総合文化研究科の留学生は五七〇名ほどで、なかにはコロナ禍による入国制限で、海外からオンラインで駒場の授業を受けながら来日できるチャンスを待ちつづけていた方もいました。オンラインは世界中の人たちの距離を一気に縮めましたが、それでも実際に留学先の土地の空気を吸い、匂いをかぎ、外国語のざわめきのなかに身をおき、偶然の出会いを体験することは、何事にもかえられません。
 駒場キャンパスには、留学生や、これから海外留学を目指す学生のサポートをする様々な国際交流支援施設があります。
【グローバリゼーション・オフィス(通称GO):21 KOMCEE WEST地下】
 国際化教育支援室駒場支部と連携し、異なる文化的背景をもつ学生間の交流を促し、互いに学び合えるよう、様々な種類のセミナー、ワークショップ、フィールドトリップなどアカデミックなイベントを開催しています。また授業期間中には、学生留学アドバイザーが中心となって、海外留学、国際研修、海外生活に関するアドバイジングを行っています。二〇二〇年度はコロナの影響で、このようなイベントや留学相談も全てオンラインで開催しました。詳細はGlobal komabaのHPでご確認ください。
【国際研究協力室:一〇一号館二階26A室】
 海外の大学や教育機関との国際学術交流協定を締結する業務を行っています。部局レベルの交換留学(KOM­STEP)の実施窓口でもあり、交換留学やその他の派遣プログラムに関する情報を提供しています。外国人研究者に対しては、入国ビザや日本滞在中の宿舎に関する情報を提供し、ビザの申請、宿舎入居申請に係るサポートを行っています。また、国際会議、シンポジウム、各種イベントなどの実施に関する支援、海外からの来訪者対応など、国際交流に係る業務を幅広く担当しています。
【留学生相談室:一〇一号館二階21B室】
 留学生相談室では、駒場Ⅰキャンパスに在籍する留学生の相談に応じています。また、留学生本人はもちろん、同級生、指導教員、母国の家族など、留学生を取り巻く方々からの相談も受けています。内容は、履修や進路、休学や復学といった修学上の相談、奨学金や授業料などの経済的相談、アルバイトや住居、出産、育児、ビザに関する相談、人間関係の相談、交通事故の対応や病気の相談、差別、偏見に関する相談など様々です。留学生がかかえる問題を整理し、どう対応していけばよいかを一緒に考えます。もちろん、相談者個人の情報は厳守します。相談業務のほかにも、奨学金登録制度の運用や申請書類の作成サポート、推薦書作成などを行っています。また日本語補講を開講し、初級から上級までのクラス運営も行っています。
 以上の三組織により構成される【国際交流センター】については、教養学部ホームページGlobalKomabaのサイト(http://www.glo balkomaba.c.u-tokyo.ac.jp/)をご覧ください。そのほかアドミニストレーション棟にも国際交流関連の部署があります
【教務課/国際交流支援チーム】
 ビザ・奨学金・宿舎・チューターなど全ての留学生に関わる事務手続きを行っています。
【教務課/国際化推進チーム】
 PEAKコースの教務関係を取り扱っています。
 これらの施設と部署は互いに連携し、学生の受け入れ、送り出しに精力的に関わっています。新入生の皆さんがこれらの国際交流施設を有効に活用されることを願っています。

(地域文化研究/スペイン語)

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