HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報644号(2023年4月 3日)

教養学部報

第644号 外部公開

<施設・組織紹介> 国際交流関連施設の紹介

受田宏之

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!
 二〇二〇年から続くコロナ禍も、社会全体で対応の経験を積み重ね、駒場キャンパスにおいても移動制限が緩和され、対面での国際交流も復活してきました。多くの皆さんが、海外研修や留学、異なる背景を持つ留学生との交流に関心があるはずです。昨年十一月の調査によると、東京大学には五〇四七名の外国人学生・留学生が在籍していて、そのうち教養学部・総合文化研究科の留学生は六〇〇名となります。
 コロナ禍で普及したオンライン交流には、物理的な距離を乗り越えたくさんの人たちと同時に接続できるという利点があります。その一方で、対面の交流にも、身体性を伴う経験や予期せぬ出会い・学びなど、固有の魅力があります。駒場キャンパスには、海外からの留学生と海外留学を目指す学生にきめ細かいサポートを行い、さらには両者を結び付ける様々な国際交流支援施設と組織があります。

【グローバリゼーション・オフィス(通称GO) 21 KOMCEE WEST地下】
グローバル教育センター駒場支部と連携し、異なる文化的背景をもつ学生間の交流を促し、互いに学び合えるよう、様々な種類のセミナー、ワークショップなどアカデミックなイベントを開催しています。また授業期間中には、学生留学アドバイザーが中心となって、海外留学、国際研修、海外生活に関するアドバイジングを行っています。二〇二〇、二〇二一年度はコロナの影響で、このようなイベントや留学相談もオンラインで開催しましたが、二〇二二年度は感染状況や活動の内容に応じて、対面とオンラインを適宜使い分けて開催しました。今後の活動の詳細は、Global KomabaのHPか、Twitter(https://twitter.com/UTokyo KomabaGO)でご確認ください。

【国際研究協力室 101号館二階26A室】
海外の大学や教育機関との国際学術交流協定を締結する業務を行っています。部局レベルの交換留学(KOMSTEP)の実施窓口でもあり、交換留学やその他の派遣プログラムに関する情報を提供しています。外国人研究者に対しては、入国ビザや日本滞在中の宿舎に関する情報を提供し、ビザの申請、宿舎入居申請に係るサポートを行っています。また、小和田記念講座等の国際会議やシンポジウム、各種イベントなどの実施に関する支援、海外からの来訪者対応など、国際交流に係る業務を幅広く担当しています。

【留学生相談室 101号館二階21B室】
留学生相談室では、駒場Ⅰキャンパスに在籍する留学生の相談に応じています。また、留学生本人はもちろん、同級生、指導教員、母国の家族など、留学生を取り巻く方々からの相談も受けています。内容は、履修や進路、休学や復学といった修学上の相談、奨学金や授業料などの経済的相談、アルバイトや住居、出産、育児、ビザに関する相談、人間関係の相談、交通事故の対応や病気の相談、差別、偏見に関する相談など様々です。留学生がかかえる問題を整理し、どう対応していけばよいかを一緒に考えます。もちろん、相談者個人の情報は厳守します。相談業務のほかにも、奨学金登録制度の運用や申請書類の作成サポート、推薦書作成などを行っています。また日本語補講を開講し、初級から上級までのクラスを運営しています。

 以上の三組織により構成される【国際交流センター】については、教養学部ホームページGlobal Komabaのサイト(http://www.glo balkomaba.c.u-tokyo.ac.jp/)をご覧ください。そのほか、アドミニストレーション棟にも国際交流関連の部署(国際交流支援チーム、国際化推進チーム)があります。

【教務課/国際交流支援チーム】
ビザ・奨学金・宿舎・チューターなど全ての留学生に関わる事務手続きを行っています。

【教務課/国際化推進チーム】
PEAKコースの教務関係を取り扱っています。

 これらの施設と部署は互いに連携しつつ、コロナの制約下においても、国際交流を推進してきました。新入生の皆さんが気軽に訪れ、有効に活用され、世界に開かれたキャンパスの支えとなることを願っています。

(国際社会科学/スペイン語)

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