HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報653号(2024年4月 1日)

教養学部報

第653号 外部公開

<施設・組織紹介> 初年次活動センターの紹介

晝間 敬

https://www.shonenji.c.u-tokyo.ac.jp/

image653-3-02.jpg 新入生の皆さん、駒場で学ぶ皆さん、初年次活動センターをご存知でしょうか。初年次活動センターは、アドミニストレーション棟の裏手にあるガラス張りの建物で、主として教養学部前期課程の学生(一・二年生)の勉学やキャンパスライフを支援する場として、二〇〇八年より使われてきました。コロナ禍のため、二〇二〇年度より二年間は閉室していましたが、二〇二三年度はコロナ禍以前と同様の活動が実施できました。二〇二四年度も二〇二三年度と同様の活動を行うための準備・計画を進めています。本稿は、初年次活動センターを、科類・文理・学年を超えた学生の活動の場、学生と教職員が協同して交流する場として活用してもらうため、具体的な利用方法について紹介します。

 初年次活動センターは、昼休みを含む平日の二~四限の時間帯に、自習や休憩、友人との歓談等のために、予約無しに自由に立ち寄ることができます(一般利用)。ピア・アドバイザーという立場で後期課程の学生(三・四年生)や総合文化研究科の大学院生が常駐していますので、身近な先輩に、学生生活全般について相談することも可能です。また、ホワイトボード、プロジェクター、インターネット環境など、討論・議論・プレゼンテーションに必要な設備が整っており、小規模イベントや勉強会の開催のため、昼休みを含む平日の一~六限の時間帯に貸し切り利用をすることも可能です(特定利用)。なお、特定利用を希望する場合には、初年次活動センターのウェブサイトにある予定表で利用状況を確認し、使用予定日の二週間前までに、アドミニストレーション棟一階の学生支援課窓口に利用申請書を提出して下さい(利用条件については同ウェブサイトの利用細則を確認して下さい)。

 二〇二四年度に開催予定のイベントとして「しゃべランチ」(昼休み)と「しゃべらナイト」(六限)を紹介します。例えば、先輩学生の様々な経験を聞くことのできる「ピア・アドバイザーとしゃべランチ」や「留学経験者としゃべランチ」を企画しています。また、コロナ禍以前の大人気イベントだった「〇〇語でしゃべランチ」も再開予定です。これは、〇〇語(フランス語、英語など)で歓談しながら昼食をとる企画です。講義で履修している外国語はもちろんのこと履修はしていないけど興味のある外国語に触れる機会として、日本人学生と留学生・外国語教員との交流の場として、ぜひ活用してください。また、「教授としゃべランチ/しゃべらナイト」は、教員から専門分野に関する話題提供があり、普段の講義とは一味違う話を直接聞くことのできる機会です。私もこの「教授としゃべらナイト」に講師として参加させていただき、様々なバックグランドを持った学生さんとお話しできて非常に充実したひと時を過ごすことができました。このような様々な「しゃべランチ/しゃべらナイト」を皆さんの学びのきっかけにしてもらうことを期待しています。

 コロナ禍を経て、人と人との出会いやつながりの重要性が再認識されています。まずは一度、一人でも、友人を誘ってでも、初年次活動センターに立ち寄ってみませんか。クラスやサークルとは異なる学内コミュニティの形成にきっと役立つことと思います。新入生の皆さん、駒場で学ぶ皆さんの様々な活動の舞台として、初年次活動センターが活用されることを願っています。

(二〇二三年度研究科長補佐/生命環境科学/生物)

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