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最終更新日:2024.03.26

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受賞・書籍刊行等 2019.07.17

【受賞】超域文化科学専攻の大西由紀助教が第24回日本比較文学会賞を受賞

超域文化科学専攻比較文学比較文化コース(英語部会)の大西由紀助教の著書『日本語オペラの誕生──鷗外・逍遙から浅草オペラまで』(森話社、2018年)が、第24回(2019年)日本比較文学会賞を受賞しました。

日本比較文学会賞は、比較文学・比較文化に関する最優秀の研究書に贈呈されます。前々年1月1日より前年12月31日までに刊行された、満50歳以下の著者による、日本語による単著を対象としています。今年度は2点の研究書に授与されました。

2019年6月15日(土)、北海道大学で開催された日本比較文学会第81回全国大会の席上で、授賞式が行われました。

受賞作『日本語オペラの誕生』は、日本において明治30年代から始まるオペラ移入のさまざまな試みの実態を、台本や同時代評といった文字資料の精読を通じて明らかにしたものです。当時のオペラ理解が、日本の伝統演劇の影響をたぶんに受けていることを指摘した点で、日本オペラ史研究に新たな一石を投じています。

本書は2017年4月に本学より博士(学術)の学位授与を認められた学位請求論文に基づくもので、本学の2017年度学術成果刊行助成を受けて出版されました。今回の受賞に先立って、第51回日本演劇学会河竹賞奨励賞も受賞しています。

日本比較文学会賞:http://www.nihon-hikaku.org/activity/award.html

本学学術成果刊行助成:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/research/systems-data/n03_kankojosei.html

『日本語オペラの誕生──鷗外・逍遙から浅草オペラまで』(森話社、2018年):http://www.shinwasha.com/131-6.html

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