教養学部報
第550号
高校生のためのオープンキャンパス2012
工藤和俊
八月七日午前九時、本郷キャンパスに続々と来場者が詰めかける。ふだん大学生が闊歩する銀杏並木は、今日だけ高校生が期待を胸に抱き目をキョロキョロさせながら通る、未知の世界への入口となる。そう、今日は年に一度の東京大学オープンキャンパス開催日だ。教養学部企画の会場となる安田講堂は、照り輝く真夏の太陽にも負けない高校生の熱気に溢れていた。
午前の企画は、駒場Ⅰキャンパス紹介、数理科学研究科および理学部数学科等の紹介、石浦章一教授による総合講演「科学を学ぶ心を育てる」。
午後は教養学部三学科、駒場での英語プログラムPEAK、および交換留学制度AIKOMの紹介。各代表の先生方に加えて、学生、大学院生の方々からも大いに駒場の魅力をアピールしていただいた。
千部用意していた配布資料はまたたく間になくなり、教養学部企画ののべ参加者数は千三百名に上った。熱き一日、ご協力いただいた教職員、学生の方々に感謝いたします。
(学部長室)
無断での転載、転用、複写を禁じます。