HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報582号(2016年4月 1日)

教養学部報

第582号 外部公開

辞典案内 2016 国語辞典

品田悦一

「学生が授業中に電子辞書を引く姿が珍しくなくなった。」と書いたのは数年前。今はスマホが普通になった。知らない言葉や事柄に出会ったときその場で解決するのはよいことだ。

それとは別にお勧めしたいのが、『日本国語大辞典(第二版)』(小学館、全14冊+別巻1冊、1冊15750円)。収録語数五〇万、用例百万に及ぶ最大の日本語辞書。第二版では用例の出典に刊行年を明記、五千項目に「語誌」欄が新設されている。個人で買い求めるには負担が大きいが、駒場図書館をはじめ、大きな図書館には必ず備えてあるから、調べ物に活用して欲しい。

なお、東京大学ではオンライン版の『日国オンライン』を契約しており、学内ネットワークに接続しているPCから利用できる。情報基盤センター教育用計算機システム(ECCS)のアカウントがあれば、学外からの利用も可能。
URL〈http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/current/〉を参照のこと。GACoSトップページ

右に並ぶ「定番データベース」から「JapanKnowledge Lib」を選択してログイン、切り換わった画面上段「基本検索」を選択すると、「検索コンテンツ」がずらりと並んだなかに「日本国語大辞典」がある。

(言語情報/国文・漢文学)

 

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