HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報582号(2016年4月 1日)

教養学部報

第582号 外部公開

辞典案内 2016 インドネシア語

高地薫

インドネシア語初学者は、まず①佐々木重次(東京外国語大学名誉教授)編『最新インドネシア語小辞典』(第1.4版、Grup Sanggar、2013.3)を入手されたい。比較的コンパクトで持ち運びに便利なうえ、新しい語彙・用例に強く、後述のインドネシア語=英語辞書を補完できる(http://homepage3.nifty.com/sanggar/newpage1.htmより2400円、送料340円で購入可)。佐々木辞書で語彙数等に不満が出てきたら、やや古いがイ英語辞書のスタンダード②John M. Echols and Hassan Shadily (eds.) An Indonesian-English Dictionary (Cornell U.P. 1989, 65 USD)、ないしより新しい③Alan M. Stevens and A. Schmidgall-Tellings (eds.) A Comprehensive Indonesian-English Dictionary (2nd edn., Ohio U.P., 2010, 69.95 USD)がある。英イ辞書には、④John M. Echols and Hassan Shadily (eds.) An English-Indonesian Dictionary (Cornell U.P. 1975, 65 USD)がある。インドネシア国内ではこの三冊がライセンス出版されており安価に購入できる(ただし③は初版のライセンス版)。また、⑤George Quinn (ed.) The Learner’s Dictionary of Today’s Indonesian (Allen & Unwin, 2001, 35 USD)は、イ英・英イ双方の辞書がまとめられており便利だが、項目の立て方が標準的でないことに注意が必要である。
(教養学部報2015年4月号より転載)

(インドネシア語)
 

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