HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報613号(2019年11月 1日)

教養学部報

第613号 外部公開

南京中国語 サマースクール

菊池真純

二〇一九年八月四日から二五日の三週間、南京大学において「二〇一九年度中国語サマースクール」を行いました。二年生のTLP生を中心に選抜試験に通過した二十名が参加しました。今年で七回目の実施となった本プログラムの目的は、参加者の中国語の特訓と中国社会へのよりよき理解にあります。基本的な生活は、平日の午前中に中国語学習に励み、午後には課外活動を行うというものです。課外活動では、太極拳、書道、石印作製、南京大学の学生との討論と交流、南京大学教師陣による英語での講演会という多彩な内容が提供されました。南京市内、揚州市・宜興市での社会見学もあり、その他、各自の自由時間も多く設けられているため、各自の関心事に沿って行動し、有意義な時間を過ごしました。中国ではここ数年でキャッシュレス化が大きく進み、誰もがレストランや商店、タクシーだけでなく道端の露天や屋台でさえも微信(We Chat)を使った支払いをします。こうした中、参加者は中国外のクレジットカードがほぼ使えず、すでに中国人はあまり使わなくなった現金を使用して、時に不便さや困難に直面しつつも、自身の中国語力と判断力を頼りに南京の街で多くの人と交流し、貴重な経験を積みました。

(グローバルコミュニケーション研究センター)

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