HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報653号(2024年4月 1日)

教養学部報

第653号 外部公開

<施設・組織紹介> 国際交流関連施設の紹介

川喜田敦子

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 大学の国際交流はコロナの時期にいったんは大きな制約を受けましたが、再び、活発に展開されるようになってきています。在学中に一度は留学してみたいと考えている人は、皆さんのなかにも多いのではないでしょうか。昨年十一月の調査によると、東京大学には五一〇六名の外国人留学生が在籍しており、そのうち教養学部・総合文化研究科では五九二名が学んでいます。留学生との交流は、いずれ海外に渡航したいと考える皆さんにとって、国際交流への大事な第一歩になることでしょう。

 駒場キャンパスには、海外留学を目指す学生と海外からの留学生にきめ細かいサポートを行い、さらには両者を結びつける様々な国際交流関連施設があります。

【グローバリゼーション・オフィス(通称GO)21KOM­CEE WEST地下】
 グローバル教育センター駒場支部と連携し、異なる文化的背景をもつ学生間の交流を促し、互いに学び合えるよう、様々な種類のセミナー、ワークショップなどアカデミックなイベントを開催しています。また授業期間中には、学生留学アドバイザーが中心となって、海外留学、国際研修、海外生活に関するアドバイジングを行っています。活動の内容に応じて対面とオンラインを適宜使い分けて開催していますが、今後の活動の詳細は、Global Komabaのウェブサイトか、X(旧Twitter)(https://twi tter.com/UTokyo KomabaGO)でご確認ください。

【国際研究協力室 101号館二階26A室】
 海外の大学や教育機関との国際学術交流協定を締結する業務を行っています。部局レベルの交換留学(KOMSTEP)の実施窓口でもあり、交換留学やその他の派遣プログラムに関する情報を提供しています。外国人研究者に対しては、入国ビザや日本滞在中の宿舎に関する情報を提供し、ビザの申請、宿舎入居申請に係るサポートを行っています。また、小和田記念講座等の国際会議やシンポジウム、各種イベントなどの実施に関する支援、海外からの来訪者対応など、国際交流に係る業務を幅広く担当しています。

【留学生相談室 101号館二階21B室】
 留学生相談室では、駒場Ⅰキャンパスに在籍する留学生の相談に応じています。また、留学生本人はもちろん、同級生、指導教員、母国の家族など、留学生を取り巻く方々からの相談も受けています。内容は、履修や進路、休学や復学といった修学上の相談、奨学金や授業料などの経済的相談、アルバイトや住居、出産、育児、ビザに関する相談、人間関係の相談、交通事故の対応や病気の相談、差別、偏見に関する相談など様々です。留学生がかかえる問題を整理し、どう対応していけばよいかを一緒に考えます。もちろん、相談者個人の情報は厳守します。相談業務のほかにも、奨学金登録制度の運用や申請書類の作成サポート、推薦書作成などを行っています。また日本語補講を開講し、初級から上級までのクラスを運営しています。

 以上の三組織により構成される【国際交流センター】については、Global Komabaのウェブサイト(https://www.global komaba.c.u-tokyo.ac.jp/)をご覧ください。そのほか、アドミニストレーション棟にも国際交流関連の部署があります。

【教務課/国際交流支援チーム】
 ビザ・奨学金・宿舎・チューターなど全ての留学生に関わる事務手続きを行っています。

【教務課/国際化推進チーム】
 PEAK及びGPEAK生の学籍(入学・卒業・休学・退学)、授業(履修登録、試験、成績)など、教務全般の業務を行っています。
互いに連携しつつ国際交流を推進するこれらの国際交流関連施設が、新入生の皆さんが気軽に訪れる場として有効に活用され、駒場キャンパスが世界に開かれたキャンパスでありつづけるための支えとなることを願っています。

(地域文化研究/ドイツ語)

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