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2013.11.20
第7回駒場サイエンス倶楽部 タンパク質のコンフォメーションとその異常
区分 | 講演会等 |
対象者 | 在学生 / 大学生 |
開催日時 |
2013年12月17日 18:10 -19:10 |
会場 | 東京大学駒場キャンパス 16 号館 119・129 室 |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 事前申込不要 |
概要 |
生体内で合成されたタンパク質は、1本の鎖のような形をしていますが、これが特定の立体構造(コンフォメーション)に自発的に折り畳まることによって、機能を発揮できるようになります。多くのタンパク質は柔らかい構造を持っているため、温度や pH を変えると、変性して元の鎖状に戻ります。しかし、タンパク質の中には、熱や酸に対しても非常に安定で、硬い構造を持つものがあります。今回は、このようなタンパク質の構造安定性と、食物アレルギーの関係について考えてみたいと思います(新井)。これを受けて、タンパク質のコンフォメーション異常によって神経細胞死が起こる病気(アルツハイマー病やハンチントン病)について概説したいと思います。特に後者では、タンパク質中で同一アミノ酸が伸長するために沈着が起こります。このモデルを例にとって、アミノ酸のどのような性質がタンパク質の沈着を引き起こすのかを実験的に証明した例をご紹介します(石浦)。 |
お問合せ先 |
統合自然科学科広報 |