【イベント概要】 東京大学で、2015~2017年度にわたって開講された、大人気講義シリーズ「教養学部生のためのキャリア教室1:これからの時代をどう生きるか」が、シンポジウムとして復活します!
「キャリア教室」は、国内外の企業、大学・研究機関、国際機関、官公庁などで活躍されている若手の方から40~50代、トップリーダーの方まで、幅広い年代のゲスト講師による連続講義でした。今回のシンポジウムでは、過去にご登壇いただいた講師の中でも、人気の高かった楽天株式会社 最年少執行役員の北川拓也氏とハーバード・ビジネス・スクールから華道家へと転身された山崎繭加氏にお話ししていただきます。講義をベースに2019年3月に刊行されたばかりの書籍『東大キャリア教室で1年生に伝えている大切なこと-変化を生きる13の流儀』(東京大学出版会) の著者でもある北川氏・山崎氏と司会の中村の3人が、書籍には収録されていないキャリアのその後についても語ります。さらに、パネルディスカッションでは、書籍の編者である標葉と岡本も加わり、みなさんと意見交換もしていきます。
大学に入学したてのこの時期だからこそ、余裕を持って自分の将来と向き合える。東京大学の1~2年生だけでなく、大学入試を控えている高校生のみなさんや学内外の大学生・大学院生のみなさんも歓迎いたします。
悩み迷いながらも自ら道を切り拓いてキャリアを歩まれてきたスピーカーたちと、これから先のキャリアについて考えてみませんか?
東大生に限らず、学内外のキャリアに興味のある方大歓迎!
【プログラム】 シンポジウム@KOMCEE レクチャーホール 18:30~18:35 開会挨拶・趣旨説明(東京工業大学 助教・標葉 靖子) 18:35~19:00 講演 1(楽天株式会社 常務執行役員・北川 拓也 氏) 19:00~19:25 講演 2(華道家・山崎 繭加 氏) 19:25~19:40 パネルディスカッション・Q&Aセッション 19:40~19:45 閉会挨拶(東京大学 特任講師・岡本 佳子) ※ 司会・進行:東京大学 特任助教・中村 優希
懇談会@MMホール 19:45~20:45 スピーカーと交流(軽食あり)
【スピーカー・パネリスト】 北川 拓也(Takuya KITAGAWA) 楽天株式会社 常務執行役員/CDO(チーフデータオフィサー)/グローバルデータ統括部ディレクター: ハーバード大学を卒業後、同大学院物理学科で博士課程を修了し、理論物理学者として20本以上の論文を出版。楽天株式会社でデータサイエンスの組織を立ち上げ、現在CDO(チーフデータオフィサー)としてグループ全体のデータ戦略と実行を担い、インドやアメリカを含む海外拠点の組織も統括。データ基盤づくりや科学的な理解に基づく顧客体験の提供、データによるビジネスイノベーションなどを推進している。
山崎 繭加(Mayuka YAMAZAKI) 華道家/ハーバード・ビジネス・レビュー特任編集委員/宮城県女川町研修アドバイザー/慶應大学公衆衛生大学院非常勤講師: 東京大学経済学部卒業。マッキンゼー・アンド・カンパニー、東京大学先端科学技術研究センターを経て、ジョージタウン大学国際関係大学院に留学。2006年より10年間、ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)日本リサーチ・センター勤務。主にHBSで使用される日本の企業・経済に関する教材作成、日本でのプログラムの企画・運営に従事。HBSが5年連続で開催している人気授業、日本の東北におけるフィールド・スタディ「ジャパンIXP (Immersion Experience Program)」の企画を中心的にになってきた。著書に『ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか』(ダイヤモンド社)。華道師範。
標葉 靖子(Seiko SHINEHA) 東京工業大学環境・社会理工学院イノベーション科学系 助教: 京都大学大学院生命科学研究科 博士課程修了。博士 (生命科学)。材料メーカーでナノエレクトロニクスやバイオ素材に関わる新事業開発・研究企画業務に従事した後、大学リサーチ・アドミニストレーターを経て、現在は大学で科学技術系人材育成や科学コミュニケーションに関わる教育・研究を行っている。著書に『教養教育再考』(分担執筆、ナカニシヤ出版)。2015年度から2017年度まで、東京大学教養学部附属教養教育高度化機構社会連携部門特任講師として同大学1・2年生向け授業である「教養学部生のためのキャリア教室1:これからの時代をどう生きるか」などの社会連携型キャリア授業を担当。2018年4月より、現職。
岡本 佳子(Yoshiko OKAMOTO) 東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 社会連携部門 特任講師: 東京大学大学院総合文化研究科 博士課程修了。博士 (学術)。大学院時代はハンガリー科学アカデミー音楽学研究所に留学し、バルトークの舞台芸術作品を研究。学位取得後、学術団体職員として学術雑誌編集や国際会議運営補佐の業務を担当。2016年5月より東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 社会連携部門 特任助教、2018年10月より特任講師として、芸術の実践授業をはじめとする社会・民間と連携した教育プログラムの開発・運営を担当している。
中村 優希(Yuki NAKAMURA) 東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 自然科学教育高度化部門 特任助教/東京大学生産技術研究所 協力研究員: 東京大学大学院理学系研究科 博士課程修了。博士 (理学)。中学1年でカリフォルニア州へ渡米。カリフォルニア大学バークレー校の化学科を3年半でhonors studentとして卒業。東京大学大学院に進学し、透過型電子顕微鏡を用いた単一有機分子の構造解析や炭素物質フラーレンの化学修飾法の開発、並びに触媒反応の開発に従事。博士課程修了後は、博士研究員としてハーバード大学で天然物ハリコンドリン類の新規合成ルートの開発に取り組む。2013年11月より、現職。Programs in English at Komaba (PEAK) で留学生のための化学実習や有機化学、および一般生向けの全学自由ゼミナールなどの講義を担当する傍ら、固体触媒の研究を行っている。
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