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2024.10.17
【イベント】第147回オルガン演奏会(開催日:2024/10/23)
区分 |
講演会等 |
対象者 |
社会人・一般・在学生・留学生・卒業生・教職員・小学生・中学生・高校生・大学生 |
開催日時 |
2024/10/23(水)19:00~(開場 18:40) |
会場 |
東京大学駒場Ⅰキャンパス 900番教室(講堂) |
定員 |
800人 |
参加費 |
無料 |
申込方法 |
事前申込不要 |
主催 |
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部オルガン委員会 |
お問合せ先 |
https://organ.c.u-tokyo.ac.jp/ |
第147回オルガン演奏会
プログラム
Pablo Bruna (1611-1679): Tiento lleno de 6° tono sobre Ut re mi fa sol la
P. ブルーナ: 第6旋法によるティエント・リェーノ "ウト・レ・ミ・ファ・ソル・ラ"
Johann Sebastian Bach (1685-1750): Choralpartita „Herr Christ, der einig Gottes Sohn", BWV 1176
J. S. バッハ: コラール変奏曲〈主キリスト、神のひとり子〉
Georg Muffat (1653-1704): Passacaglia g-Moll
G. ムファット: パッサカリア ト短調
Christian Heinrich Rinck (1770-1846): Ah, vous dirai-je Maman, op. 90 - 9 Variationen und Finale
Ch. H. リンク: 〈ああ、お母さん聞いて〉による9つの変奏曲と終曲
演奏者
オルガン独奏:福本茉莉氏
福本茉莉は現代を代表するオルガニストの一人である。1987年に東京に生まれた彼女は目下、主要なオルガンの数々で精力的に演奏活動を繰り広げ、世界の様々なコンサートホールに招聘されている。またソリストとして、著名なオーケストラ(京都市交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京都交響楽団、スロヴァキア放送交響楽団、セゲド交響楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団)などと協演を重ねている。
12歳でオルガンを始め、2005年に東京藝術大学に入学、2011年にドイツのハンブルク音楽演劇大学でヴォルフガング・ツェーラーの門下に入る。その1年後から、センセーショナルなまでのコンクール歴が始まったのである。2012年に第7回武蔵野市国際オルガンコンクールに優勝、2013年に第62回ニュルンベルク国際オルガン週間オルガンコンクール(ドイツ)及びオットー・シュテーテラウ財団ロータリー奨学金コンクール(ドイツ)に優勝。2014年には更にイタリアのダニエル・ヘルツ国際オルガンコンクール及びアガティ・トロンチ国際オルガンコンクールでの優勝が続く。2017年と2018年にはドイツのノイブランデンブルク・コンサート教会オルガンコンクール、オランダのヤン・ピータースゾーン・スヴェーリンク国際オルガンコンクール、そしてスロヴァキアで開催された東欧国際音楽祭「アレグレット・ジリナ」で相次いで受賞し、その栄誉はとどまることを知らない。
福本茉莉は古楽から現代作品に及ぶ幅広いレパートリーを駆使する。世界初演を数多く担う中、薄井史織、S.ウィルソン、R.ザパワやE.シコラ等の作曲家と密接に仕事を重ねている。2014年にナクソス・レーベルから彼女のデビュー・アルバムが発売され、2022年12月には、パスカル・ロフェ指揮の下、NFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団との彼女のCD録音が、アーティスト・イン・レジデンスの一環として発売された。(E.シコラ《オリーヴァ協奏曲》)最新では、シュターデのフス/シュニットガー・オルガン(ドイツ)でのCD録音など、数枚の新盤が今秋にリリース予定である。
2019年から2023年までヴァイマール・フランツ・リスト音楽大学にて教会音楽科常勤講師を、直近ではドレスデンの聖母教会において、空席オルガニストの首席代理を務めた。2024年10月より、ベルリン芸術大学特任教授。
関連URL
大学院総合文化研究科・教養学部オルガン委員会:https://organ.c.u-tokyo.ac.jp/