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最終更新日:2024.03.26

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お知らせ 2012.10.09

和田英治君(総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系博士課程1年)が日仏筋ジ ストロフィーシンポジウムでベストポスター賞を受賞しました。

和田英治君(総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系博士課程1年)は、さる平成24年9月7、8日、東京で開催された第9回日仏筋ジストロフィーシンポジウムにおいてベストポスター賞を受賞しました。

発表した研究題名は"Lowering Phosphate Intake Ameliorates the Dystrophic Phenotype of Mdx Mice"。

この研究で和田君は
1)低リン酸食が筋ジストロフィーの疾患モデルマウスであるmdxマウスの筋変性を 軽減すること、
2)高リン酸食はmdxマウスの筋力を低下させること、
3)mdxマウス において腎機能低下が認められ、
それが高リン酸血症が筋変性に大きく影響している ことを明らかにし、不治の病である筋ジストロフィーの低リン酸食による補完治療の 可能性を示しました。

和田英治君はこれまで明らかにされていなかった筋ジストロ フィーと腎機能の関係を初めて指摘しました。この研究は昨年、ポルトガルで開催さ れた世界筋学会でポスター賞を受賞した内容をさらに深めたもので、筋ジストロ フィーに苦しむ患者さんに対して、低リン酸食が外来遺伝子の導入を伴わず、安全性 が高い画期的治療方法になりうることを示した点が高く評価されました。

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