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2025.07.29
大学院総合文化研究科とウィーン工科大学が国際交流協定を締結
2025年7月、大学院総合文化研究科(東京都目黒区、研究科長：寺田寅彦)とウィーン工科大学(Technische Universität Wien, TU Wien)の間で学生交流・共同研究を目的とした国際交流協定・覚書が締結されました。
現代社会は、気候変動、テクノロジーの急速な進展、価値観の多様化、政治・経済の不安定化など、将来を予測しにくい要素に満ちています。こうした状況において求められるのは、単一の専門領域を超えて知を組み合わせ、状況に応じて思考と行動を切り替える越境的な知性です。
ウィーン工科大が誇る高度な理工学的専門知と、総合文化研究科の人文・社会・自然科学にまたがる学際的アプローチの融合は、このような人材育成に資する理想的な連携です。本協定により、両大学は研究者・学生の交流、国際共同研究、共催ワークショップや教育プログラムの構築などを推進し、次世代の知的基盤の形成に取り組みます。
本協定の締結を通じて、両大学は予測不可能な時代においても、多角的な視野と創造的な思考をもって社会課題に挑む人材の育成と、知の国際的連携の強化を進めてまいります。
