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新任教員紹介

三原 芳秋(ミハラ ヨシアキ)

所属 専攻地域文化研究専攻
学科教養学科
部会英語
職名 教授
発令年月日 2026年4月 1日

 

略歴 ■最終学歴
コーネル大学大学院・英文学科
■学位
2013年1月 Ph.D.
■前任職
一橋大学大学院言語社会研究科 教授

 

担当科目 ■前期課程
英語一列
■後期課程
イギリス文学テクスト演習II、専門英語
■大学院
西欧基層文化論II

 

研究活動 ■研究分野
英文学、文学理論
■研究業績
1.【責任編集】「エドワード・サイード 没後20年」,『思想』(岩波書店),1196号(2023.12).〔論文「フーコーは別にして ― 「サイードと/のフーコー」再考 ―」所収〕
2.【論文】「大江が扉を開いていた ― エドワード・W・サイードのアーカイヴから」,『ユリイカ』(青土社),55巻10号(2023.7.),503-517頁.
3.【共訳書】『大いなる錯乱 気候変動と〈思考しえぬもの〉』アミタヴ・ゴーシュ(著),三原芳秋・井沼香保里(訳),以文社,2022年10月.
4.【シンポジウム】「文学の潜勢力 ― 分節を問う,生成を辿る」(日本英文学会 第94回大会),オンライン.2022.5.22.
5.【招待講演】“Whose America? Our America! --- Ayukawa Nobuo and the (Lost) Origin of Postwar Japanese Poetry” (Cornell EAP Seminar), Cornell University, 2021.11.10.
6.【論文】「〈宗教的なるもの〉の異相 ― ヴィシュワナータン『異議申し立てとしての宗教』補遺」,『思想』(岩波書店),1165号 (2021.5),49-79頁.
7.【共編著】『クリティカル・ワード 文学理論 読み方を学び文学と出会いなおす』,三原芳秋・渡邊英理・鵜戸聡(編),フィルムアート社,2020年3月.
8.【責任編集】 “Literary Criticism Scene of the 1980s, Revisited”, Ex-position, No.40(国立台湾大学,2018年12月).〔論文 “Vico or Spinoza – An Other Way of Looking at Theory, circa 1983” 所収〕
9.【編訳書】『異議申し立てとしての宗教』ゴウリ・ヴィシュワナータン(著),三原芳秋(編訳)田辺明生・常田夕美子・新部亨子(訳),みすず書房,2018年7月.
10.【論文】「“Immature poets imitate; mature poets steal” ― テクストの/における〈海賊行為〉にかんする予備的考察」, 稲賀繁美編『海賊史観からみた世界史の再構築』(思文閣出版, 2017),620-680.

 

採用理由

 三原芳秋氏は、T.S.エリオット、エドワード・サイードを中心に、英文学、哲学・思想、ポストコロニアリズムの分野横断型の研究を行っている。英文学と東アジアの関係にも注目し、英文学者チェ・ジェソに関する論考は韓国の人文学研究者に影響を与えている。英語圏と東アジア圏両方に学術ネットワークを持つ稀有な研究者である。
 その研究の手法は、広い視野からの研究対象へのアプローチ、アーカイヴでの資料調査、テクストの精緻な読解に支えられた鋭く深い分析を特徴とする。このような広い射程と言葉の襞に分け入る分析が可能にする最前線の人文学研究の先には、ポストコロニアリズム研究の対象を非人間まで拡張し、人新世の現実を捉えきれない現在の人文学研究を根幹から問い直すことへと拓かれている。本学の次の世代の知性にとって、人文学の未来を見据えつつ創意に満ちた研究を続ける三原氏の研究は、非常に啓発的であると考える。三原氏の卓抜な英語力と専門分野における広い知識は、研究と教育が結びついた理想的な形で、駒場における外国語教育、教養教育、専門教育、学生指導の場でも惜しみなく発揮されている。学内行政においても、重要な役職を誠実に、的確に務め、同僚から厚い信頼を得ている。
 以上のように、研究、教育、学内行政等のどの観点から見ても、三原氏は本学教授に最もふさわしい人物である。

 

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