新任教員紹介
橋本 摂子(ハシモト セツコ)
| 所属 | 専攻国際社会科学専攻 |
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| 学科教養学科 | |
| 部会社会思想史 | |
| 職名 | 教授 |
| 発令年月日 | 2025年7月16日 |
| 略歴 | ■最終学歴 東京工業大学大学院・社会理工学研究科博士課程中退 |
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| ■学位 2007年3月 Ph.D |
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| ■前任職 東京大学大学院総合文化研究科 准教授 |
| 担当科目 | ■前期課程 社会Ⅰ |
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| ■後期課程 社会学研究 |
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| ■大学院 相関社会科学演習Ⅰ,公共政策論実験実習Ⅲ |
| 研究活動 | ■研究分野 社会学 |
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■研究業績
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| 採用理由 | 橋本摂子氏は、東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻博士課程に進み、2007年3月に博士号を取得。2007年4月から同専攻で助教を務め、福島大学行政政策学類准教授として勤務。その後、2017年4月に駒場に着任された。 橋本氏の研究の柱は2つある。1つは、アーレント研究である。主著『アウシュヴィッツ以後、正義とは誤謬である』で橋本氏は、アーレントのテキストの体系的読解・解釈を通じて、アーレントの思想が経験的事実を扱うルーマンらの社会学的知見と結びつくとする興味深い議論を展開した。もう1つの柱は、福島での東日本大震災関連の社会調査に基づく実証研究である。橋本氏は、福島県双葉地区の住民を対象とした災害復興にかんする実地調査にかかわり、その貴重な調査結果である「双葉調査2011」のデジタル・アーカイブ化事業に携わってきた。このことからもわかるように、橋本氏の研究は、思想研究と実証研究を横断する学際性・領域横断性を兼ね備えており、現代世界の抱える問題と深く関係する実践性も兼ね備えている。 教育面については、前期課程の「社会I」をはじめ、社会調査実習の授業を含め様々な授業を担当してきた教歴がある。 行政面については、ヒト倫理委員会をはじめ、国際社会科学専攻予算委員、そして国際人材養成プログラムの運営委員として、本学の英語プログラムに貢献をされた。また、現在は専攻内の事務体制見直しを担当するWGの主たるメンバーとして、専攻内の事務体制の構築に貢献している。このように橋本氏は、本学および専攻の運営に欠かせない重職を務めている。 橋本氏の人柄は真面目で誠実で、責任感も強く、これまで接した教員や友人からも厚い信頼を得ている。 以上から、橋本氏は教授昇任にふさわしい方であるといえる。 |
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